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アートギャラリー鵬休堂

京都東山にある画廊の展覧会情報です。

丹羽優太

丹羽優太
鯢遊戯図」は2014年に描いた「ゆらめく」という作品のリメイク作品である。この作品は私が初めて大山椒魚を描いた作品であり、今になってみれば転機となった作品と呼べるかもしれない。今回の作品は2匹の大山椒魚に人々が思い思いに関わっている様子を描いた。イメージの源泉は“鯰絵”。鯰絵は江戸時代、大きな地震はあったのちに描かれた、当時の地震に関連する出来事をユーモラスに風刺した作品である。 地震という自然災害を鯰という生き物に置き換えることで、人々は恐怖を紛らわしていたのかもしれない。私はこの鯰絵を今後の1つのテーマにしたいと考えている。今回はその一歩となる作品である。
巨大な山椒魚とそれを取り巻く人間。人々は何を思っているのだろうか。
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  1. 2018/02/17(土) 01:15:13|
  2. 展覧会2018年1月糸を手繰るように
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